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こどもの歯ドットコム

ごあいさつ

ごあいさつ

 私たちは、宮崎に住む子ども達のお口の健康について研修を行っている歯科医師(開業医)の集りです。日本小児歯科学会の会員を中心に平成4年に発足しました。現在は月1回の研修会を重ねながら、宮崎市郡歯科医師会のホームページをお借りして、乳幼児期、学童期のお口の健康と発達について情報発信をさせていただいています。現在、宮崎市と東諸県郡の各町では母子手帳と一緒に「赤ちゃんのためのむし歯予防ガイド」が配布されていますが、このガイドブックはこどもの歯ドットコムと宮崎市郡歯科医師会が共同で作製したものです。まだ読まれていない方は下に内容が記してありますので、どうぞご覧ください。
また、平成18年度から始めましたブログでは、会員の個性あふれる意見やお口の健康に役に立つ最新情報なども順次載せていく予定です。このホームページとリンクさせていただいておりますので、是非、お立ち寄り下さい。

 これからも会員一同、「お子さまにきれいな永久歯をプレゼント」をモットーに、「乳歯の時から歯を大事にする習慣作り」にお役に立ちたいと考えています。どうぞ、よろしくおねがい申し上げます。

ご存知ですか?

宮崎県は乳幼児のむし歯が全国で最も多いこと!
宮崎県乳幼児のむし歯数グラフ


赤ちゃんのためのむし歯予防ガイド

こどもはむし歯にしたくない!じゃあお母さんから!

妊娠中はつわりや食事内容の変化でお口の中も不潔になりがちです。 歯科医院での定期的な健診と歯のクリーニング(PMTC)で清潔に保っておきましょう。もしむし歯がある場合は早めに治療を済ませましょう。 治療も安定期であれば安心です。 赤ちゃんのためにもお母さんのお口のケアが大切です。

むし歯菌はどこからくるの?

むし歯菌(ミュータンス菌)は、生まれたばかりの赤ちゃんの口には存在しません。 赤ちゃんのミュータンス菌は母親からの口移しの食事、 同じ箸やスプーンからうつるとされていますが、父親や兄弟、お友達からうつる場合もあります。 家族はもちろん、赤ちゃんと接する機会の多いお母さんは 特にミュータンス菌を減らしておいた方がいいでしょう。これがお母さんに歯の治療やクリーニングをお勧めする理由です。 子どものむし歯菌の数は「お母さんのPMTC、食事指導のみで2分の1に減らせる」という研究の結果もあるんですよ。

歯は生えたときが一番弱い!

赤ちゃんの肌がやわらかくてかぶれやすいのと同じように、 生えたばかりの歯はとてもやわらかく、むし歯菌の大好物です。 穴があきやすいだけでなく、進行がとても速いのです。歯は、唾液中のカルシウムなどを吸収して、時間をかけて強い歯になります。 フッ素は、歯が早く硬くなるように助けてくれますので、利用されることをお勧めします。丈夫な乳歯に育てることがきれいな永久歯への第一歩です。

おっぱいでむし歯になるの?

おっぱいでむし歯になるの?上の前歯が生えそろったあと、いつまでも夜間の授乳を続けると、朝までの長い時間、 お口の中にむし歯菌の大好きな栄養分が残ってしまうため、虫歯ができてしまうことがあります。 前歯が生えそろってからは、お口をきれいにしてから眠る習慣を付けましょう。寝る前や夜間の飲み物は、うすめたむぎ茶か白湯(湯ざまし)をお勧めします。でも、卒乳できないからといって悩む必要はありません。赤ちゃんはいつかは卒乳できます。授乳を続けているときは、歯科医院でフォローしますのでどうぞご相談ください。

小さい時は歯磨きが大嫌い?

毎日いやがる赤ちゃんの歯を磨いてあげることは大変なことですよね。 でもなぜいやがっているのでしょう? 怖い顔をしながら歯みがきしたり、磨き方が強すぎたりしていませんか?この時期は歯みがきを習慣づけにすることが大切です。 スキンシップのつもりで赤ちゃんの機嫌の良いときに 短時間で楽しく、やさしく、軽い力で磨いてあげてください。みがき方は簡単なシャカシャカみがきで構いません。

生まれたときから甘いものが好き?

赤ちゃんは初めから甘いお菓子やジュースが好きなのでしょうか?  赤ちゃんが喜ぶからたくさん与えすぎてしまい好きになるのです。 喜ぶ姿を見るのはお母さんにとって幸せなことですが、赤ちゃんはむし歯の予防法を知りません。 3歳までは、甘い味を覚えないように制限してあげることが大切です。

スポーツドリンクでむし歯?

スポーツドリンクでむし歯?スポーツドリンクは発熱、脱水症状があるときの水分補給のための飲み物です。健康飲料というイメージがありますが、 日常的に飲ませているとジュースと同じで糖分が多く、むし歯の原因になります。 習慣にならないようにしましょう。これは、乳酸菌飲料も同じです。





妊娠中は赤ちゃんにカルシウムを取られるって、ホント?

胎児は母親の血液からカルシウムを吸収します。 でも母親の血液のカルシウムは骨の代謝から維持されるもので、歯とは関係ありません。 妊娠中に歯や歯肉を悪くする人が多いことからの言い伝えだと思われます。

妊娠によって歯や歯肉が悪くなるのでしょうか?

妊娠自体が歯や歯肉に悪影響を与えることはありませんが、 ホルモンの変化やつわりによって唾液が酸性に傾き、 むし歯ができやすい状態になります。また、食生活が不規則になることや妊娠によるストレスも、 お口の清掃不良の原因でしょう。

生まれた時から歯があるのですが・・・。

俗に「魔歯」とか「鬼歯」とか言われるものですね。 正式には「先天性歯」と言い、生後2ヶ月以内に生えるものも含めます。 授乳の障害になったり、舌の下に当たって潰瘍を作ったりします。処置としては、歯の先端を丸めますが、場合によっては抜歯することもあります。 先天性歯は白くきれいな歯ではないことが多く、 早期に脱落することが多いようです。過剰歯の場合もあります。

生後3ヶ月ですが、歯ぐきに白い固まりがあります。

おそらく「上皮真珠」と呼ばれるものだろうと思います。 歯を作る組織の一部が歯ぐきまで出てきて丸く膨らんだものです。 大きさは、小さいものから少し大きなものまでまちまちですね。上皮真珠であれば、そのままにしておいても心配いりません。 いつの間にか消えてなくなります。 もし心配であれば、かかりつけ歯科医で診てもらってください。



Q&A

乳歯はいつごろできるの?
妊娠6週目頃には、赤ちゃんの顎の中で歯がつくられ始めます。 歯を強くするためにもバランスのとれた食事を心がけましょう。
歯のクリーニング(PMTC)とは?
普段の歯ブラシでは取れない歯の汚れを、専門の歯科衛生士が機械と薬を使って除去し、 むし歯菌(ミュータンス菌)を減らします。
歯ブラシを始める時期は?
乳歯が生え始めたら必要です。 でもよちよち歩きの赤ちゃんに一人で歯ブラシを持たせるのは、 転倒したときケガをするので危険です。 一人で磨けるようになるのは8歳頃からです。それまでは仕上げ磨きをしてあげましょう。
初めての歯科健診はいつ?
1歳6ヶ月健診です。 その時すでに10人に1人はむし歯を持っています。 ほとんどが上の前歯の、歯と歯の間に見つかります。
フッ素は効果があるの?
生えたばかりのやわらかい歯の石灰化を助けて、歯を強くする大きな効果があります。 歯科医院でのフッ素塗布、家庭でのフッ素入り歯磨きなど、できるだけフッ素を利用しましょう。
指しゃぶりをするけど…?
赤ちゃんの時は自然の行動です。 前歯が出る問題もありますが、3歳のうちに止めれば多くは自然になおります。
歯並びが悪いのは?
並び方の問題だけなら乳歯の間は治療しません。 自然によくなるケースもありますから3〜4歳までは気にしない!


学童期の口腔ケア 〜小学校へ入学されるお子さんへ〜

「勉強も、身体づくりも、まずはお口の健康から」
学童期の目標は?
学童期のむし歯の状況
小学校の6年間で、乳歯はすべて永久歯に生え替わります。 日本人のむし歯は、高校、大学へ進むにつれて増加しています。また、歯周病のリスクも増齢とともに高くなります。 青年期以降は、自分自身でのセルフケアが求められますから、小学生の間に口腔ケアの習慣をしっかり身に付けることが大切です。
目標は!
(1)きれいな永久歯列と健康な歯肉、正しい咬み合わせをつくること
(2)将来のセルフケアの力を養うこと
予防填塞 (シーラント)
6歳前後に生えてくる第1大臼歯は、永久歯の中で1番早く生える歯で、噛む力も1番強い歯です。でも問題があります。それは以下のようなことです。
   
(1)1番奥からゆっくり生えるので歯ブラシが届かない。
(2)歯ぐきが半分被っている間は、その下に汚れが溜まりやすい。
 
(4)生えたばかりの時期は、とても柔らかくてむし歯が重症化しやすい。
(3)かみ合わせの溝が深い。
(4)生えたばかりの時期は、とても柔らかくてむし歯が重症化しやすい。
(写真:シーラント処置後の第1大臼歯 )
したがって第1大臼歯が生えてきたら、奥歯の噛み合わせにある小さな溝を一時的に合成樹脂やセメント等の材料でふさぐ簡単な予防方法(シーラント)をお勧めします。シーラントは歯を削らなくてすむので痛みもありません。

学校で歯の健診があるから、大丈夫??
学校での歯科健診は1人60秒の、暗い、限られた条件下での健診ですから、 歯科医院での精密な健診とは異なります。学校の歯科健診で何か問題があって受診勧告書をもらった時は、必ず歯科医院で再健診を受けて下さい。学校歯科健診は、あくまでもスクリーニングです。かかりつけ歯科医院での定期的な健診をおすすめします。
フッ素は、歯の石灰化のお助けマン!
日本の子どもたちは、世界の他の国々の子どもたちと比べても、よく歯を磨いています。 また、砂糖の消費量もとても少ないのです。ところが、それにもかかわらず、1人あたりのむし歯の本数は、他の先進国に比べて多いのです。これは、どうしてでしょう。その理由は、世界のむし歯の少ない国では、プラークコントロール、シュガーコントロールに加えて、フッ素を積極的に利用しているからです。世界では、フッ素を上手に利用することが、むし歯予防の基本です。フッ素は、生えたばかりのやわらかい歯の石灰化を助けて歯を強くする大きな効果があります。フッ素を利用する方法としては、年に3〜4回、歯科医院で高濃度のフッ素を塗ってもらう方法とご家庭で低濃度のフッ素を毎日利用する方法とがあります。この2つの方法を併用することがより高い効果をもたらします。低濃度のフッ素を利用する方法としては、フッ素入り歯みがき剤を使う。フッ素のジェルを塗る。フッ素洗口をするなどの方法があります。フッ素(フッ化物)製品は歯科医院で扱っています。
歯並びについて

歯並びが悪いと、審美的に問題があるだけでなく、歯磨きがしにくく、むし歯予防や歯周病になりやすい。うまく咬めない。顎関節症になりやすい。などの問題が生じやすいといわれています。歯並びの心配がある時は、かかりつけ歯科医にご相談下さい。



宮崎歯科福祉センター

〒880-0834
宮崎市新別府町久保田683-1

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